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高分子分散剤「ヒノアクト」

高分子系分散剤は、顔料表面に吸着することで粒子同士の再凝集を防ぐ働きがあり、印刷インキ、塗料、着色剤およびプラスチック製品等のように顔料分散体製造の際に用いられます。

高分子系分散剤の添加効果として、顔料の濃度アップ、生産性向上、粘度の低下、経時安定性の向上等が期待されます。

ヒノアクトの作用と効果

分散剤の作用

界面張力の低下、電荷の付加、吸着層の形成、粘度の低下

生産性の向上

顔料の濡れ性向上、顔料濃度アップ、分散時間短縮

貯蔵安定性の向上 凝集の防止、沈降の防止
品質の向上 着色力の向上、光沢の向上、色別れの防止

ヒノアクトのタイプ

イオン性

構造

対応製品

酸性

シングル型

KF-1000

塩基性

 

櫛型

KF-1300M(開発品)
T-6000
T-8000
T-8000E
T-9100(開発品)

シングル型

KF-1500(開発品)

ご要望の性能にあったカスタマイズ検討もお引き受けます。

ヒノアクトの分散性能データ

顔料/溶剤系の分散における分散安定性

分散剤を添加することによって顔料の沈降を防止し、分散状態を安定に保持します。

カーボンブラック(トルエン/イソプロピルアルコール(50/50)混合溶剤)

カーボンブラックに対しては、ヒノアクトT-8000を添加することで良好な分散安定性が得られます。

二酸化チタン(ルチル)/シクロヘキサノン(顔料に対しヒノアクトKF-1000を2.5%添加)

分散剤を添加することにより顔料の濡れ性を向上させ、粘度の低下をもたらします。

アルミナゾル

 

 

アルミゾル-10A

 

10A

A2

CSA-110AD

F1000

Al2O3(%)

10

10

6.2

4.8

pH

 

3.4-4.2

3.4-4.2

3.8-4.5

2.9-3.3

短径×長径(nm)

10×50

10×50

10×50

4×1400

安定化剤

硝酸

酢酸

硝酸

酢酸

アルミゾルー10Aの不純物

 

Cl-

PO43-

PO42-

Ni

Cu

Mg

Cr

Na

K

アルミゾル-10A

<1ppm

<2ppm

N.D.

<1ppm

アルミナゾルは、擬ベーマイトナノ粒子が溶媒に分散したコロイドで、粒子表面には多数の水酸基があります。この粒子表面は酸性域でプラスに帯電しており、粒子同士の反発で凝集せずに分散しております。pHが中性から弱アルカリ性になると表面電位が低下し、粒子同士の凝集し、粘度が上昇したり、場合によっては粒子が沈殿します。

アルミナゾルの用途

(1) 表面コーティング

CSA110ADやF1000は基板上に塗布すると緻密な無機膜を形成するために、高温下で基板の酸化や腐食を抑制することができます。

(2) 樹脂の耐熱性、強度の向上および熱膨張抑制

アルミナゾルを樹脂に添加することにより熱膨張を抑制したり、耐熱性を向上させることができます。特に、繊維状粒子(F1000)は板状や柱状粒子よりも少量の添加で線熱膨張係数を抑制することができます。

PVA-アルミナ複合膜の線熱膨張係数(PVA:Al2O3=9:1)

 

無添加

板状

(20nm×20nm)

柱状

(10nm×50nm)

繊維状

(4nm×1400nm)

線熱膨張係数(×10-5)

8.7

7.2

5.3

2.7

  ポリマーに添加することにより、加熱による収縮や着色を防止することができます。

PVA-アルミナ複合膜の耐熱性試験(200℃、30分)

(3) その他

高純度、高表面積を有しており、多孔質触媒担体として利用することができます。さらには、無機物質の結合剤として優れており、セラミックス製造に利用することができます。

スポンジメタル触媒

古くから水素添加技術を得意とし、反応で使用するスポンジメタル触媒および貴金属触媒は1950年代に開発・製造がはじまり工業化に成功しております。ここに錯体技術が加わり一般的な面で我々の触媒が役立ってます。

スポンジNi触媒

製品名 

概要 

推奨反応例 

NDT-65

ND合金(Ni:Al=40:60)を活性化した触媒。比較的低温で優れた活性を示す。一般的水素化反応の他、油脂類の水素化反応等に利用できる。

ニトロ、アルデヒド・ケトン、オレフィン、芳香核、還元アミノ化、脱水素、還元アルキル化、その他一般的水素化反応

NDT-90

NDT-65同様、一般的水素化反応の他、油脂類の水素化反応等に利用できる。

(NDT-65と同様)

NDHT-90

NDH合金(Ni:Al=50:50)を活性化した触媒。

NDT系と同様な反応に使用でき、過酷な反応条件にも安定で耐久性に優れた触媒。

ニトロ、アルデヒド・ケトン、オレフィン、芳香核、還元アミノ化、脱水素、還元アルキル化、その他一般的水素化反応

NDHT-90M

NDHT-90より、保存安定性、低温低圧での活性に優れ、反応時の触媒分散性が良好。

(NDHT-90と同様)

NDHT-M0

Moを添加した触媒。糖還元などアルデヒドの水素化反応に高活性、耐久性を示す。

アルデヒド・ケトン、その他一般的水素化反応

NDHT-M3

NDHT-M0と同様にMoを添加した触媒。NDHT-M0より優れた耐久性を示す。

アルデヒド・ケトン、その他一般的水素化反応

PL-9T

Feを添加した触媒。反応を阻害する成分が多い反応等で、優れた特徴を示す。

ニトロ、その他一般的水素化反応

スポンジCo触媒

製品名 

概要 

推奨反応例 

ODHT-60

ODH合金(Co:Al=50:50)を活性化した触媒。還元アミノ化反応に適し、Ni触媒に比べ2級アミンの生成が少ない。その他、ニトリルの水素化、環状不飽和結合の選択水素化、脱硫反応等に適する。

ニトロ、ニトリル、還元アミノ化、

環状不飽和結合の選択水素化、

その他一般的水素化反応

OFT-55

ODHT-60と同様の目的で使用できるが、特に、ニトリルの水素化に優れた特徴を示す。

(ODHT-60と同様)

OFT-MS

OFT-55と同様の目的で使用できるが、良好な濾過性を示す。

(ODHT-60と同様)

スポンジCu触媒

製品名 

概要 

推奨反応例 

CDT-60

CD合金(Cu:Al=50:50)を活性化した触媒。選択水素化用の触媒で、特に不飽和カルボニルの選択水素化で優れた特徴を示す。

脱水素用触媒としても用いられる。

不飽和カルボニルの選択水素化、

選択的水素化反応、脱水素反応

貴金属触媒

粉末の活性炭にパラジウムが担持した触媒です。一般的な化学品から農・医薬品に至るまであらゆる重要な面で我々の触媒が役立ってます。

パラジウム炭素触媒水素化反応性能例

触媒タイプ

EA

EB

M

PH

AD

MA

F


5%

-

触媒タイプ

EA

EB

M

PH

AD

MA

F


10%

触媒タイプ

EA

EB

M

PH

AD

MA

F

-

-

-

触媒タイプ

EA

EB

M

PH

AD

MA

F

-

-

触媒タイプ

EA

EB

M

PH

AD

MA

F

-

-


10%

触媒タイプ

EA

EB

M

PH

AD

MA

F

-


5%

-

-

触媒タイプ

EA

EB

M

PH

AD

MA

F

-

-

-

-

触媒タイプ

EA

EB

M

PH

AD

MA

F

-

-

-

-

-

触媒タイプ

EA

EB

M

PH

AD

MA

F

-

-

-

-

触媒タイプ

EA

EB

M

PH

AD

MA

F

-

-

-

-

◎:反応性非常に良い、○:反応性良い、-:反応性悪い

※ 反応条件、基質の種類によって触媒性能は異なるためあくまでも参考です。

※ 反応条件等、詳細をご希望の場合はお問い合わせください。

研究開発のご依頼、お問い合わせは各事業部までご連絡ください。

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