当社ではパラジウム担持触媒の取扱い経験を活かして、有機パラジウム錯体触媒を取扱っております。鈴木・宮浦カップリング(Suzuki-Miyaura coupling)や溝呂木・ヘック反応(Mizoroki-Heck reaction)等のクロスカップリング反応でお使いいただけます。
化合物名 | 化学式 | 分子量 |
---|---|---|
ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II) | PdCl2(PPh3)2 | 701.9 |
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0) | Pd(PPh3)4 | 1155.56 |
当社では古くから水素添加技術を得意とし、反応で使用する貴金属触媒は1950年代から自社開発・製造がはじまり工業化に成功しました。粉末活性炭にパラジウムや白金などの貴金属を担持した触媒で、あらゆる水素化反応に使用されます。また、お客様のご使用条件に応じた触媒のカスタマイズ、自社工業設備による水添反応等の委託合成も承っております。
当社では水素化反応と触媒調製の技術と経験を活かして、フロー反応用に圧力損失低減を目的とした新たな貴金属触媒を開発しております。粒度調整炭や球状活性炭にパラジウムや白金などの貴金属を担持させた触媒で、従来のバッチ反応で使用される粉末触媒と同様にあらゆる水素化反応に有効です。