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高分子分散剤ヒノアクトの作用と効果

高分子分散剤「ヒノアクト」の活用

高分子分散剤は、顔料表面に吸着することで粒子同士の再凝集を防ぐ働きがあり、印刷インキ、塗料、着色剤およびプラスチック製品等のような顔料分散体製造の際に用いられます。
高分子分散剤の添加効果として、顔料の濃度アップ、生産性の向上、粘度の低下、経時安定性の向上等が期待されます。

ヒノアクトの作用と効果

分散剤の作用 界面張力の低下、電荷の付加、吸着層の形成、粘度の低下
生産性の向上 顔料の濡れ性向上、顔料濃度アップ、分散時間短縮
貯蔵安定性の向上 凝集の防止、沈降の防止
品質の向上 着色力の向上、光沢の向上、色別れの防止
fine_Hinoac_o1_分散剤の作用と効果.png

分散安定化のメカニズム

分散剤の官能基が粒子表面に強く吸着し(アンカー効果)、さらに媒体に親和性のある側鎖が自由に広がることで吸着層を形成します。この分散剤の吸着層が立体障害として作用することで、粒子同士の凝集を防ぎます。
電気的な反発による分散と比較して長期安定性に優れる特徴があります。

fine_Hinoac_o2_立体障害.png

ヒノアクトのタイプ

吸着基として酸性タイプと塩基性タイプがあります。また、分子構造として直鎖のシングル型タイプと側鎖を有した櫛型タイプがあります。

※左右にフリックしてご覧いただけます。
イオン性 構造 対応製品
酸性 シングル型 ヒノアクトKF-1000
塩基性 櫛型 ヒノアクトT-6000
ヒノアクトT-8000E
ヒノアクトT-9100(開発品)

ヒノアクトの分散性能

顔料/溶剤系の分散における分散安定性
分散剤を添加することによって顔料の沈降を防止し、分散状態を安定に保持します。

サンプル

カーボンブラックの分散

カーボンブラック:平均粒子径31nm、pH3.5

溶剤:トルエン/IPA(50/50)混合溶剤

分散剤:ヒノアクトT-8000E

分散剤添加量:カーボンブラックに対して10wt%

サンプル

TiO2の分散

TiO2:平均粒子径0.25μm、Al処理

溶剤:シクロヘキサノン

分散剤:ヒノアクトKF-1000

分散剤添加量:TiO2に対して2.5wt%

よくあるご質問

Q

サンプルの提供は可能ですか?

A
Q

製品の詳細の説明は可能ですか?

A
Q

水系で使用できる分散剤はありますか?

A
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